妊婦健診
妊婦健診は、お母様やお子様の健康状態を定期的に確認するために行います。
近年晩婚化が進み、高齢妊娠、高齢初産が多くなりました。また、もともと健康な方であっても、妊娠中に重い病気にかかることがございます。高齢の妊婦様では早産や、胎盤の異常、母体の高血圧や糖尿病などの内科的病気を起こしやすく、そのために妊娠・分娩の予後が悪化することがございます。
症状が進行してからでは妊娠継続が難しくなることもございますので、安全なお産とお子様の健康のためには、早期に発見して適切な治療や保健指導を受けることが大切です。体力や健康に自信があったとしても過信せず、定期的な健診を受けましょう。
そして日常生活、環境、栄養などに気を配り、積極的に健康管理に取り組みましょう。妊娠・出産・育児について分からないことや心配なことがあるのは当然です。妊婦健診を利用して、お気軽にご相談ください。

妊婦健診の流れ
予定より生理が遅れていたり、妊娠が判明したら、ご来院下さい。
◉妊娠4週〜6週
超音波検査で、胎嚢という赤ちゃんを包む小さな袋を確認します。
◉妊娠6週〜8週
赤ちゃんの心拍を確認します。

◉妊娠8週〜10週
予定日が決まります。分娩予約をご案内します。 予定日が決まりましたら、母子手帳と助成を受けるための公費負担用紙(補助券)をもらいましょう。
- 母子手帳は、当院で発行する妊娠届出書を最寄りの保健福祉センターにご提出していただきますと、その場で母子手帳を受け取ることができます。(葵区区役所、駿河区区役所、清水区区役所の本庁では、母子手帳の発行が受けられません。ご注意ください)
- 静岡市に在住しておらず、自費で受診された方も、お住まいの自治体で妊婦健康診査費用の一部助成を受けられます。助成金額は各自治体によって変わります。詳しくは各自治体へお問い合わせください。
- 妊婦健診は全14回助成されます。
- 里帰り出産をご希望の方は、お早めに分娩予約を行ってください。
- 分娩予約の際に、産科医療保障制度、出産育児一時金のご案内も行っております。

◉妊娠10週〜25週(4週間に1回) 初期検査の結果は2週間後にご案内いたします
- 【12週】初期検査(採血)、子宮頚癌検診
- 【20週前後】胎児スクリーニング検査(赤ちゃんに構造的な異常がないことを確認します)
- 【22週】おりもの細菌検査、クラミジア検査、早産のチェック、胎盤の位置のチェック
◉妊娠26週〜36週(2週間に1回)
- 【26週】中期検査(採血)
- 【30週前後】胎児スクリーニング検査
- 【36週】後期検査(採血、おりもの細菌検査)

◉妊娠37週以降(毎週)
毎回内診を行い、お産の徴候をチェックしていきます。
妊娠37週以降は、胎児心拍モニターでお子様の元気具合を確認します。

妊婦健診について
- 妊婦健診では、診察前に毎回、尿検査・体重測定・血圧測定を行います。診察は超音波検査を毎回行い、必要に応じて内診を行います。
- ご来院の際は、あらかじめ公費負担用紙をご記入の上、母子手帳と合わせてご持参ください。
- お腹の張りや痛み・出血・破水感・胎動が少ない・体調の異変に気づかれましたら、お電話の上ご受診ください。健診予定日でなくても構いません。
4D超音波
当院通院中の妊婦様には、妊娠12週以降の妊婦健診時に、赤ちゃんの胎位が良ければ、可能な限り4D超音波をご覧に入れ、写真を無料でお渡ししています。
